ここ数年、アテルイへの憧れから古代史、アイヌ語に興味を持ち、
地元の英雄に思いをめぐらす日々が続いた。
そんな思い込みは地元の情報を探すことともなり、
地元・人首を探すと、こんなblogをやっている方がいた。
詩人の宮沢賢治は奥州市の北にある花巻市出身だ。
賢治は大正13年3月に花巻市から、五輪峠を経由し、この人首町を訪れたそうだ。
その時代には通行できた街道も現代には一部の記憶だけとなり
雑草、倒木と荒れ果てた道となった。
その街道の清掃活動を記録したのが、
さき程のblog中、活動記録>2013年の『「旧五輪街道」整備』
にある。
こんな記事を読んだならば、一度はあるいてみたい。
牧場も隣接する、里山なので、期待していなかったが道がなくなるのは考えていなかった。
斜面上部を見ると木々もまばらになり、明るい空が見えていた。
いますぐでも開けた場所に出られそうだ。
しかし前方は草が生い茂り、太くはないが倒木もあり人を拒んでいるかのようだ。
こういう時は戻るに限る。
里山といえど、安全策をとる最近。
また、出なおしてくればいい、とこの夏場は諦めた。
今度は冬場に、峠の分かりやすい入り口から入ろうと思いたった。
三が日も明けぬ1月3日。麓では雪は少ないが、峠はどうだろうと少し心配をしつつ、
峠につづく道は通行止めとなっていた。
「YAMAP」記事はこちら:宮沢賢治が歩いた道
なんとか、2回に分けての歩きで1本に通じた旧道。
せっかくの整備した活動も自然の力は強いものだ。
しかし、人間だって、力をあわせれば越えることができると思う。
2018年は何らかの行動をおこしたい。