2019年晩秋のころ、盛岡の国道396号線を通勤で頻繁に使用した。
この国道396号線からは、500mぐらいの里山がポツポツと望み、
山の斜面には果樹が多く見える。
その中で山頂の木が刈り払われて、たぶん見晴らしがいいんだろうと想像する山容が視界に入る。
そんな山頂が気になり、あるlogを参考に登ったのが、
yamap
➡ 「山頂かすかす。たぶん見晴らしがいいだろう2019-11」
行ってみたらこの鬼ケ瀬山山頂は思ったほどの開放感がなかった。
下山後ネットで調べるとこの地区には乙部三山、朝島山、鬼ヶ瀬山、黒森山がある。
位置関係からすると、どうやら朝島山みたいだ。
山の探索もいいかげん疲れたが、この地名「乙部」も気なる。
北海道の乙部(発音:otobe)と同じ。
北海道の乙部は町名はアイヌ語の「オトウンペ」(河口に沼のある川)に由来。
岩手県の乙部村は同じ語源なのだろうか。
地図をみると東にある鬼ヶ瀬山から流れでた、川が北上川に注いでいる。
乙部地区は平地になっているので、この地に湖沼があり、埋め立てたとしても不思議はない。
鬼ヶ瀬山の山頂からみるとなだらかな山裾に広がる山村、民家もポツポツと点在し、金山跡がいくつかある。で、想像すると古代・物部氏が金山を岩手の金山を統括、大和朝廷への供物、陸奥の統治した時代は活発な地域だったのかも知れない。