小説「火炎」を読んで以来、あこがれの山となった束稲山。
征東将軍大伴弟麻呂率いる朝廷軍10万を迎え討つ、アテルイとモレたち。
小説では当初、坂上田村麻呂が統率して、戦略を立てている。
山の詳細はwikiで⇒ 束稲山
この束稲山は、前方からの朝廷軍5万の攻撃、後衛からの奇襲、その裏をかいて、待ち伏せをし、朝廷軍を蹴散らす。
水攻め、火攻め、丸太転がしなど多彩な攻撃をしている(小説だけど)。
作者の高橋克彦の脚色も含み、臨場感と達成感を十分に感じるシーンだった。
その戦地であろうところに名残を探しに出かけた。
何しろ、山好きな点もあるし、何とかと煙は高いところが好きなので、
地図を見ながら県道106号を南下し、束稲山の東側から入ってみた。
帰省からの帰り、この束稲山からの景色を眺め、山歩きの気分を味わいたかったが、
霞がかかって今一つの景色。
山歩きはさておき、アテルイの彫像、アテルイを敬うグループ、小説と合致する三つの山を
知って、これからの趣味の材料を見つけ、収穫の旅だった。