ソバ屋にあった週刊誌に司馬遼太郎の講演内容を浅井聡さんという方が書いていた。
関西のある財界人が「東北はクマソの産地。文化程度も極めて低い」と
発言して、東北人の憤りを呼んだ。
旅の途中、白河市内で行った講演を司馬さんはこうしめくくっている。
「昔からの東北びいきとして、東北という歴史を伝統ある風土に
自信を持たなくて、どうして東北が存在できるのか、といつも思っています。」
筆者の浅井さんは愛のこもったエール、との感想だった。
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以下はどらの感想
蝦夷と呼ばれてから1000年以上。
蔑まれ、虐げられ、肥沃な土地を奪われていた頃もあろう。
藤原三代の華やかな時代もあったろうが、控え目、朴訥な東北人は一歩踏み出る気概が
少ない人がいる。
俺もその一人か。
そんな人種に対し、司馬さんは叱咤激励をしている、苛立ちさえも感じる発言である。
地方の時代といわれ久しいが、過疎化、シャッター通り、震災と暗い未来が待っているような感じも
するが、昨日21日に
<地方創生>関連2法が成立
が成立した。
今までも地方を盛り上げようと、各地の良いところピックアップしたテレビ番組があったが、
政府から指示で企画しているのか。
これから地方はどうなっていくのであろう。
宮城に住む者にとっては、関係大ではあるが、さらなる地方が多々ある。
そこに住む人々はどう考えるのであろう。
過去の歴史を知り、私たち東北人として自信も持ち、蔑まれるといった過去を払拭したい。